【飯塚邸 つるし雛かざり】
こんにちは!ほかにねーこて柏崎です。4月も後半、暖かくなってきましたね。桜はそろそろ終わりですが、これからは緑の葉も増えていくことでしょう。春めいてきた4月の週末に鮮やかな色彩あふれる柏崎市史跡「飯塚邸」を訪ねてみました。今回は、この飯塚邸で行われている「つるし雛かざり」の様子をお伝えします。
飯塚邸を簡単にご紹介しますと、古くからこの地域の大地主であり、経済界・政界において活躍した飯塚家の邸宅で、昭和22年10月には昭和天皇の全国御巡幸の際の行在所(あんざいしょ)となった場所です。
玄関ではかわいい人形がお出迎えでしてくれています。靴を脱ぎ中に入っていくと。
あまりの美しさに圧倒されました!素晴らしいつるし雛とお人形達、そしてその数!
一つ一つをよく見てみると作りがとても繊細です。最初の部屋のつるし雛は専門の方が作っているのではないそうです。天井から吊してある一まとまりを作るのに半年かかるものもあるとか。作り手の細かなところまで手を抜かない丁寧な作業が、人形達を通じてひしひしと伝わってきます。
つるし雛に見入ってしまい、だいぶ時間がたった後に奥へと進んでいきました。見えてきたのは昭和天皇行在所というご案内。
春の光、緑の葉、障子の白、木や畳の色、お屋敷の階段を上がっていくと日本家屋独特の情緒あるれる和室がありました。そして、
この椅子と机は昭和天皇が実際にお使いになったそうです。この部屋は厳かな雰囲気に包まれていました。元号は令和となり、昭和が段々と遠くなりますが、歴史は古さが増すとより一層印象深くなるものですね。
飯塚邸ではキルト展も行われていました。こちらも美しい作品が展示されていました。
入場からだいぶ時間が経ちましたが、建物内は一通り見終わったので、外に出てみました。ここは秋幸苑(しゅうこうえん)とよばれる美しい庭園です。紅葉の時期も美しいのでしょうね。
古くは江戸時代末期に建築され、大正、そして昭和20年代に増築がされ今に至っているこの「飯塚邸」。美しいつるし雛達が彩りを加え迎えてくれます。写真ではまだまだ伝わらない美しさがありました。「つるし雛かざり」5月6日(月)まで開催しています。一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
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