ほかにね~こて柏崎

柏崎リーダー塾2期生Dチームは柏崎の歴史・文化財を観光資源として市内外に広く発信する活動を行っております。
ほかにね~こてレポート
このエントリーをはてなブックマークに追加
チームの活動の記録や、柏崎の歴史文化財をご紹介します。

ブログ一覧

【木村茶道美術館 お茶体験】

みなさまこんにちは、ほかにねーこて柏崎です。日に日に寒さが増してきておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて今回は木村茶道美術館を訪問し、実際にお茶をいただいてきました。まずは松雲山荘が紅葉の名所という事は、皆様もご存知の方も多いかと思います。

今年は紅葉のスピードが例年に比べて遅めとのことですが、そこそこ色づき始めていました。

CIMG2040さて、色づき始めました紅葉と共に今回は庭園内の木村茶道美術館へ行ってまいりました。

CIMG2009

まずは受付にて茶席券を購入します。

CIMG2016そして奥にあります茶室へご案内されまして、まずはお茶菓子をいただきました。

CIMG2017

続きまして抹茶をいただくのですが、ここで出される茶碗はなんと200年前や300年前の茶器であることが最大の特徴です!少々緊張美味でしたが、無事(!?)いただきました。

CIMG2018

そして、次に木村茶道美術館内に展示室内を見学してきました。

CIMG2024

館内には多くの茶道具の展示があり、実際に今回のお茶で出される茶道具もあります!

CIMG2020 CIMG2022 CIMG2025 CIMG2028 CIMG2029そして今回取材中には、実際に茶道で使用されていますとのメッセージが書かれていた茶碗もありました。

CIMG2019

今回は松雲山荘の紅葉に目が行きがちですが、美しい紅葉と共にお茶をいただくことが出来、大変有意義な取材となりました。せっかくなので松雲山荘内を少し歩いてみることにします。先に述べた通り紅葉の色づきは例年に比べて遅めとのこととか・・・ここにも地球温暖化の影響が出てきているのかもしれませんね。

CIMG2032それでも色づきが見事な木々もあり、訪れる方を楽しませてくれます♬

CIMG2035 CIMG2034

実際に紅葉のピーク前ですが、大勢のお客様が訪れていました。この時は団体のお客様が庭園内散策を楽しまれていましたが、大手旅行会社のツアーの一環としてこの松雲山荘、木村茶道美術館のコースが組まれていました。こうやって大手の旅行会社のツアーに柏崎の観光名所が組み込まれているのは、柏崎をよりPRする意味でも非常に素晴らしいことだと思いました。

CIMG2033

いつもはないプレハブの売店が道路は挟んで設置されていました。

CIMG2037

今年の松雲山荘の紅葉ライトアップ期間は11月24日(日)まで。木村茶道美術館の開館期間は11月30日(土)までとなっており、12月1日から3月31日は休館となります。残り少ない期間にはなりますが、是非お出かけになられてみてはいかがでしょうか?

 

Facebookページにも掲載がありますので、合わせてご覧ください。

https://www.facebook.com/historyofkashiwazaki/?epa=SEARCH_BOX

【海洋生物研究所実証試験場】~一般公開イベントに行ってきました~

 みなさまこんにちは

 当ホームページへお越しいただきありがとうございます。

 ほかにねーこて柏崎、今回のレポートは、、、

1.1

 国道352号線沿い、荒浜漁港通り北側の入口付近に所在してる

『公益財団法人 海洋生物研究所 実証試験場』

 「ここ、車で通るとき気になってはいたんだよねぇ」という方はいらっしゃいませんか?

 私のこれまでの認識では「東京電力の関連施設でその名の通り原子力発電所立地による海の生き物への影響を調査しているところかな?」ぐらいの感覚でした。

 そんな中、こちらの施設で10月19日に一般公開イベントを開催するという事を知り興味津々、子供を連れておじゃましてきました。

demolab20191019-1

 折角なので、この「海洋生物研究所」が何をやっているところか正確な情報を調べておきましょう、、、、

 私ども公益財団法人海洋生物環境研究所(海生研)は、主に発電所の温排水が漁場環境に与える影響について科学的に解明する調査研究機関として1975年に設立され、以来40年にわたり様々な活動を実施して参りました。
発電所取放水の影響解明をはじめ、沿岸海域における環境や生物・生態系に与える化学物質の影響解明、海洋環境放射能の調査解析を大きな柱として、近年問題となっている海洋の温暖化や酸性化、生物多様性の維持・保全などといった海域環境を巡る様々な課題に取り組んでいます。(海洋生物研究所HPより抜粋)

 事務局は東京、中央研究所は千葉にあり、当地柏崎の「実証試験場」では、、、

 実証試験場は、新潟県の東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の隣接地にあります。発電所から放出される実際の温排水と自然海水を利用した飼育試験施設があり、これらを用いて地球温暖化、海洋酸性化等、応用的な調査研究を行っています。また、温排水資料展示館を併設しており、温排水についての情報や当所の研究成果等を展示しています。(同HPより抜粋)

 なるほど、原子力発電所立地による生物への影響の調査というよりは、温排水を利用した研究調査が主な事業内容のようですね。

s_4

 


 では入場しまーす。

s_6
 係の方に誘導してもらって敷地に入りました。既にお客さんが続々と来所されています。

 「施設見学ツアー」の申し込みを受付で済ませてから、ツアー開始の時間まで公開されている施設を見学します。


s_6s_7.5

「温排水資料展示館」

 こちらの施設は、平日9時30分から16時00まで常時見学できるようです。

 展示室の様子です↓

s_8s_10s_9s_11

 温排水が魚に及ぼす影響の研究結果資料や、生きているヤドカリやサンゴの水槽、魚の骨格標本が展示されています。

 面白いものでは、、、

s_12 生きてるプランクトンの顕微鏡拡大映像!

s_13珍しいミズヒキガニの展示。

普段は深海に住んでいるそうです。


 次は2階の特設イベントをまわります。

s_42s_IMG_6551

「お魚スタンプのコーナー」

 受付でもらった無地のバッグにいっぱい押しちゃいます

s_43s_IMG_6555

「海藻しおり作りのコーナー」

 スタッフさんに教えてもらいながら海藻しおりをデザインしてラミネート加工。


 屋外では、、、

s_14

s_16

 屋外の大型水槽では近くで採れた魚が展示されています。ずっと見てても飽きないですよね~。


 少し移動して、事務所棟の中では「魚の解剖教室」と「ちりもんペンダント作り」が開催されています。

s_19s_20

 解剖教室は、スタッフの方から丁寧に教えていただきながら、専用(?)のハサミを使って自分でアジを捌きます!

s_21s_22

「ちりもん」(「ちりめんじゃこ」を造る際に分別されたイワシ以外の生物。ちりめんモンスターと言うそうです。)を使ってペンダントを作ります。

s_24

 自分でデザインしたものを樹脂で固めてペンダントに!

 パッケージに入れてもらって完成です!


 そうこうしているうちに「施設見学ツアー」の開始時間になり、、、

s_25s_28s_26s_27

 先ずは、事務所棟の屋上に上り、敷地内の施設を説明していただきました。遠くに米山が見えます。また、裏手では原子力発電所の建屋が確認できます。ちなみに、スタッフさんにのお話によると、海洋生物研究所は、東京電力とは一切の関係がない独立した第三者機関であるということでした。


s_29s_30s_31

s_32s_33s_34

 次はメインの「原子力発電所の温排水を利用した調査研究」を行っている「応用整体試験施設」内を見学させてもらいました。白いパイプで発電所の温排水を引込み、水槽の中に温暖化環境を作って魚を飼育し、何世代も交配させて、その影響を研究調査しているとのこと。


s_35s_37s_38s_36

 続いて屋外の巨大水槽での実験の様子を見学。

 それぞれタンクの中には、ヒゲソリダイ、アカアマダイ、マダイ、シロギス、サケなど様々な魚が沢山入ってます。

 ツアーは全体で約40分、水族館気分で私も子供もとても楽しめました。


 最後に「新潟漁業協同組合柏崎支部荒浜分会」さん提供の具だくさん浜汁(無料)をいただいちゃいました!

s_40

 鯛や鱈、カニが入っていての魚介のうま味が見事に調和した素晴らしい食味!思わず「お代わり」してしまいました。


 この特別公開イベントは、2年に1回開催されているとのことです。次回は2021年になってしまいますが、子供も私もとっても楽しめました。

 なにより、「海洋生物研究所」についてしっかりした情報を知ることができ、地元住民として良かったと感じています。

 次回も参加しようっと(浜汁目的で(笑))(S)

 

 

【久寛荘長屋門(きゅうかんそうながやもん)】

皆様こんにちは。ほかにねーこて柏崎です。9月に入りましたが、まだまだ暑い日々が続いており、フェーン現象による猛暑もありました。早く本格的な秋の訪れを期待したいところです。

さて今回は国道352号線沿いにあります、久寛荘長屋門を取材してきました。

CIMG1849-1

柏崎市内方面から北へ北へと国道352号線沿いを進みます。

CIMG1860そして石地の集落に差し掛かった付近に、今回取材した久寛荘長屋門が見えてきます。下記画像のカーブ先になります。

CIMG1854

よく車で走行していて、立派な門がある!と思われた方も多いかと思います。

CIMG1848この門の中にある御在所ですが、明治11年9月14日、明治天皇が北陸御巡幸のおり、昼食の宿に供されたと言われています。

CIMG1853

現在ですが、群馬県の臨海施設として宿泊施設になっていますが、使用された部屋は「行在所」と表示して管理されています。

CIMG1850普段は中に入ることはできませんが、表門は長屋門で明治天皇の行在所・駐蹕碑(ちゅうひつひ)と共に昭和44年9月1日に文化財に指定されています。

CIMG1852

敷地内の裏に回りますと、すぐに海が見れてちょっとした漁港も見られます。

CIMG1856

ここから海を眺めてみるのもいいですね!

CIMG18597月に掲載をしました「御島石部神社殿」からも比較的近い距離にあります。合わせてお出かけになられてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきましてありがとうございました!

 

 

 

【海水浴シーズン~番神堂と海水浴場~】

【海水浴シーズン~番神堂と海水浴場~】

 こんにちは。ほかにね~こて柏崎です。8月の海水浴シーズン真っ只中。海のレジャーを楽しもうと柏崎の海には多くの人たちが訪れていますね。その海をちょっと高い所から見てみようと今回は柏崎港の近くにある番神堂を訪れてみました。

 DSC_7461

 番神堂というと柏崎市民の多くの人が知っていると思いますが、その由来までとなるとどうでしょうか(実は私は知りませんでした・・・)。入口にある看板を見ると早速答えが書いてありました。

 DSC_7462

 

 番神堂それ自体は「日蓮宗妙行寺の境外仏堂で、文永11年(1274年)佐渡から赦免の折、日蓮上人が三十番神の霊を請じ迎えて祀ったもの」とあります。

rasuto

 そんなに昔からあるお堂なんですね!(現在の建物は明治11年に再建されたそうです)

DSC_7471

DSC_7470

 お堂の側面です。権現造りと言われる本殿には彫刻が施されており、今はその彫刻が劣化しないようにしっかりと保護されていました。

7

DSC_7481 

 さらに奥に行くと、なんと日蓮上人の像が!こんな立派な像があるなんて知らなかった…

DSC_7484

 柏崎港側に戻ると、大きな鐘があります。この鐘は柏崎市民にはお馴染みですね。12月31日には除夜の鐘として、この鐘の音は柏崎市内に響きわたります。

DSC_7485

DSC_7463

 ここからは柏崎市街地方面一帯が見渡せます。下を見ると結構な人の流れ。お堂近くの階段を下りて、番神海水浴場方面に向かって歩いてみました。

DSC_7507

 訪れたのは朝の7時過ぎだったのですが、もう海水浴客が遊びはじめ、その後もどんどん人が来ます。この辺は浜辺だけでなく磯遊びができる岩場もあります。自分も今年既に2回ほどこの海水浴場で遊んでいます♪

DSC_7497

 ここからは海岸線沿いに東の輪、鯨波、薬師堂などなど、楽しい海水浴場が続き、反対方面には中央海岸、荒浜、椎谷、大崎、石地等々の海水浴場があります。それぞれの海水浴場ごとに特徴があり、磯がある場所や遠浅の場所もあります。

 お盆が終わってもしばらく海水浴は楽しめますし、暑い間は海に来て海風にあたりながら浜辺で遊ぶのも楽しいでしょう。海の楽しみ方は様々。時間があれば番神堂などの歴史ある文化にも触れつつ、様々な柏崎の海を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

DSC_7466

 

 

 

【御島石部神社・シイ樹叢】

皆様こんにちは。ほかにねーこて柏崎です。今回は西山町石地地区にあります、御島石部(みしまいそべ)神社・シイ樹叢(じゅそう)を取材してきました。CIMG1696

まず御島石部神社のある位置です。柏崎市街から北へ進み、国道352号線をひたすら直進します。途中石地海水浴場を通ります。CIMG1694

取材当日は好天に恵まれていて、非常によい景観でした。国道沿いの海岸からは佐渡も見えて海の家も間もなく営業を始めるといった状況でした。CIMG1691

国道352号線をさらに北進し、途中で石地の集落に差し掛かり、写真のようなカーブがあります。CIMG1706

カーブに入る直前で右に曲がります。少々分かりづらく細い道になります。写真の通り矢印があるので、参考になれば幸いです。CIMG1707

細い道を直進し、暫くするとT字路にぶつかります。左右どちらからでも行けますが、今回は右折しました。また少し進みます。CIMG1705

少し進むと再びT字路に突き当たります。今度は左折します。CIMG1704

さらに進みます。CIMG1703

少し進むと右手に御島磯部神社の入り口が見えてきます。CIMG1702

歩いていくと神社鳥居が見えてきます!CIMG1695

さらに進むと神社本殿とシイ樹叢が迎えてくれました。CIMG1696 CIMG1697

西山の御島石部神社は、延喜式神名帳に載っている由緒ある神社で、祭神は大己貴命(大国主命)です。(柏崎市HPより記事抜粋)

シイは、わが国に中部以南に見られる常緑広葉樹であり、本県は日本海側の北限ににあたります。自生林は、佐渡は海流等の関係から数か所に見られるが、越後側ではここだけである。植物学上注目すべきシイの純林である。(柏崎の文化財より記事抜粋)

CIMG1699 CIMG1700

以上が今回の取材でした。神社境内内も非常に神秘的な雰囲気も感じられました。この機会に是非お出かけになられてはいかがでしょうか?

Facebookページにも記載がありますので、合わせましてご連絡ください。