「柏崎 -かしわざき-」。その名前(地名)の由来をご存知でしょうか? かく言う私は、お恥ずかしながらリーダー塾の研修で初めて知りました(汗) 諸説あるようですが、有力な説として...
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『今から700年ほど昔、鵜川の河口から少し上流のあたりに漁師の船着場がありました。そこから見える向こう岸になんご沢(レンガ坂)、その頂上付近には「大きなかしわの木」がそびえ、遠く海上より手こぎの船でかしわのさきをゆく漁師の大切な目印となっていました。この「かしわの大樹」が柏崎の名前の由来ともいわれています。』(柏崎青年会議所 まちしるべ事業①「かしわの大樹」より)
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そしてもうひとつ、その「かしわ」は、『新しい葉が大きくなるまで古い葉が落ちない』という特徴から、「子孫繁栄を願う縁起物である。」ということを前回の活動の際に(株)カシックス“博学多識”店橋氏よりご教授いただきました。(これが端午の節句にかしわ餅を食べる由来!)
当初、「おぎゃー柏崎 子宝物語」というテーマを掲げ、子授け・安産祈願の「胞姫神社」を中心に据えて観光ツアー化を考えていた当チームとしては放っておけない題材です。チームとしても、もう一度柏崎の出産・子育てに関するスポットや歴史文化を探してみようということになりました。
…というわけで、伝承の残る地に行ってきました。
まずは、柏崎青年会議所さんが40周年事業で設置された、冒頭の由来を伝える「標識」のある西本町の水道橋公園へ
(柏崎JCまちしるべ事業 http://www.kashiwazaki-jc.or.jp/business/machisirube/)
鵜川橋から柏崎駅方面へとイチョウ並木が続いており、左手一帯が公園になっています。(道の向こうに見える建物は柏崎市一の高さを誇る(株)ブルボンさんの本社ビル)
公園内。きれいに整備されています。(右は公園設置の目的や鵜川直線化事業を記したの案内版)
そして、、、ありました!まちしるべの標識!
こちらもきれいな状態で保存されています。なんでもJCの方々が定期的に清掃を行っておられるそう!!
そして、当HPに掲載の「おおすてくてくMAP」で紹介されている「かしわの大樹」跡地へ...
地図にあるポイントへやって来ました。ちょっとした高台になっていて、海から市街地方面に向けてパノラマが広がっています。
鵜川の河口付近がよく見えます。あのあたり、時期になると型のいいハゼが結構釣れるんですよねぇ(笑)
伝承のとおり、ここに「かしわの大樹」があったのであれば、視界を遮るものもないため、海から見たら目立っていたことでしょう!!
それにしても、長年柏崎で暮らしているにもかかわらず地域のことを何も知らない自分の勉強不足さを活動が進むにつれて痛感しています。自分を含め、この活動をとおして多くの方にいろいろな「かしわざき」のことを知っていただけたらいいなと思います。